この記事では、大学時代に触れた“2062年の未来人”という都市伝説を、現代のAI環境と重ねながら静かに読み直しています。
未来予測ではなく、物語としての比喩や象徴を手がかりに、「語り手の未来」を考えるための個人的な記録です。
🧩 はじめに:日常の会話から蘇った“未来人”の記憶
今日、妻と副業の話をしていました。
「これからはAIの活用が欠かせないよね」という、ごく普通の会話です。
その瞬間、ふと大学生の頃の記憶が蘇りました。
私はホラーやオカルトが好きで、
怪談本や都市伝説、未来人の話を読み漁っていました。
レンタルビデオ店でホラーDVDを借りたり、
動画配信サービスでオカルト番組を観たりするのが日常でした。
その中で出会ったのが「ジョン・タイター」という未来人です。
そこから他の未来人の話も追いかけるようになり、
その流れで知ったのが 「2062年から来た未来人」 でした。
そして今日、AIの話をしている最中に、
その未来人の言葉が突然頭に浮かびました。
「2062年の人気の職業は、スピーカーだ」
今の時代背景とつながった気がして、
この記事を書くことにしました。
🔮 2062年の未来人が語った“スピーカー”という謎の職業
2010〜2011年頃、匿名掲示板に「2062年から来た未来人」を名乗る人物が現れました。
その中で有名なやり取りがあります。
「2062年で人気の職業は?」
「スピーカーだ」
当時は意味が分かりませんでした。
スピーカーとは何か。
音響機器なのか、演説家なのか。
未来人は説明せず、「時が経てば分かる」とだけ残しました。
📺 2010〜2011年の時代背景:YouTubeもAIも未成熟だった
未来人が現れた当時、今とはまったく違う世界でした。
- YouTubeは「面白動画を見る場所」
- 一般人が動画を作る文化は未成熟
- スマホの普及率も低く、編集は難しい
- AIはSFの領域で、一般人はほぼ触れていない
つまり、
「誰もが語り手になる」なんて想像すらされていなかった時代 です。
そんな時代に「スピーカーが人気職業」と言われても、
理解できなかったのは当然だと思います。
🤖 2020年代:AIによって“語り手の条件”が崩れた時代
しかし、2020年代に入り、状況は大きく変わりました。
- スマホ1台で動画が作れる
- YouTubeは芸能人も参入する巨大プラットフォームに
- AIで顔も声も自由に変えられる
- Instagramでも“別人の顔と声”で投稿できる
- 匿名でも活動できる
- 生成AIが文章・画像・音声を支える
語り手に必要だった「顔」「声」「身体」は、
もはや本質ではなくなりました。
語り手は“視点”だけを持てば成立する時代になったのです。
🎭 顔を出さないのではなく、出す必要がなくなった
最近、Instagramで「顔や声を変えて投稿できます」という広告をよく見ます。
AIを使えば、誰かになりきることも、まったく別の人格を作ることもできます。
副業としてブログを書いている私自身も、
AIを使う機会が増えました。
そんな環境の変化を見ていると、
ふと気づくことがあります。
- 顔を出さないのではなく、出す必要がない
- 声を使わないのではなく、使う価値が薄れている
語り手にとって、顔や声は“必須条件”ではなくなりました。
むしろ、選べるもの になったのです。
🔊 では、未来人が言う“スピーカー”とは何か?
未来人が言った「スピーカー」という言葉を、
現代の文脈で読み解くなら、こう考えられます。
- 顔を持つ必要がない
- 声を持つ必要がない
- 匿名でも成立する
- AIと共存する
- 世界の見方を編集し、届ける存在
つまり、
スピーカーとは「視点を届ける職業」だと考えられます。
身体を持つ必要はありません。
必要なのは、世界をどう見るかという“視点”だけです。
🌐 結論:語り手は、身体から解放される
2062年の未来人が言った「スピーカー」という言葉は、
当時は理解されませんでした。
しかし今なら、少しだけ分かる気がします。
語り手は、
顔でも声でもなく、
視点で語る存在になる。
そしてその未来は、
すでに始まっているのだと思います。

